田舎だから見えるものとは

こんにちは。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

先日、鈴木隊員が準備からずっと携わっていた事業

川西町東沢地区の「やんちゃ留学」が開催されました。

夏休みに、都会の子を田舎に短期留学させるプログラムです。

 

せっかくなので今回は少しくわしく、

「やんちゃ留学」についてご紹介したいと思います。

 

「やんちゃ留学」の歴史も踏まえての紹介になるので、

すこしだけ長くなりますが、

時間のゆるす限りごゆっくりと読んでいただけたらと思います。

 

 

平成3年度に始まった、東沢地区山村留学

先月27日から30日までの4日間、川西町東沢地区にて

東沢地区山村留学・通称「やんちゃ留学」が開催されました。

夏休みに東沢地区で東京都町田市の小学生を受け入れて、

3泊4日の短期留学をしてもらうプログラム。

 

平成3年度に始まってから今年度まで続いていて、

もう30年近い歴史があります。

かつて参加していた小学生もすっかり大人になる年月。

 

昨年度いっぱいで閉校になった地区唯一の東沢小学校の閉校式典にも

やんちゃ留学の卒業生が数名、出席されていました。

 

これだけ縁が深いのには理由があります。

 

今年度こそ、3泊4日という短期での受け入れでしたが

じつは、平成26年までは1年間の長期留学というものもありました。

 

短期留学をした人が長期留学に進むことができる、というもの。

 

1年間、よその子どもを地区で預かるわけですから、

地区の住民も無視はできません。

 

 

地区住民の協力あっての実現

やんちゃ留学は「山村留学協力会」のもと開催されているのですが

かつて、この組織には東沢地区の全戸が加入していたんです。

 

地区を挙げて取り組んでいる事業なんですね。

 

留学生に何かあったら、地区全体で助け合えるこの仕組み、

初めて聞いたとき、感動しました。

最高のおもてなしじゃないでしょうか?

30年近い歴史も納得。

 

そのほか、里親になれる家庭を募集する「里親方式」を実施し

長期留学の際は、里親となった家から

東沢小学校に登校したりもしていたそうです。

 

そう、小学校も連携していたんです。

 

町田市に限定して募集をかけていたなど、

「この規模だからこそできたことだ」

長く携わる方はおっしゃっていました。

 

なるほど、小さいからこそできることってあるんだな。

 

 

小さくても続けていくということ。

さて、ここまで「やんちゃ留学」の歴史の話でしたが

ここからは、今回のやんちゃ留学はどうだったのか、という話。

 

かつて多い年には40人もの受け入れをしていたやんちゃ留学ですが

今年度は、7人の受け入れとなりました。

 

前記したように、昨年度で東沢小学校が閉校したということもあって

現在、長期留学は実施していません。

過去と現在、単純に数字だけ比べてしまえば

すこし寂しいような気がしますが、そうでもない気がしました。

 

「都会とはまったくちがうところばかりで驚いたけれど

天体観測をしたときに見た星空がすごくきれいで、楽しかった」

 

子どもたちのお礼の手紙にそう書いてあったのを読んで

はっ とさせられました。

田舎だからこそ見えるものを、子どもたちはちゃんと

見つけてくれたんだな、と嬉しくなりました。

 

1人でもそういう思い出を持ち帰ってくれた子がいた

ということだけで、今年もできてよかったな、と思います。

 

2年に1度の、同窓会。

 

やんちゃ留学はじつは、卒業生向けに2年に1度の同窓会も開催していて

お礼の手紙に「2年後の同窓会がいまからたのしみです」

書いてくれる子もいました。

 

現在、短期留学生は700人以上、長期留学生は44人。

 

星空の思い出や、同窓会など

小さくても、そういったものがコツコツと積み上がって

この小さな町の記憶がたくさんの人の中に残っている

 

それって、とってもしあわせだなあ~

 

なんて、呑気でしょうか?

 

子どもたちが「また来たいな」と思った時に

「ただいま!」と言える場所をつくって待っていなくっちゃね。

 

writer: 齋藤

 

\ 「もっと知りたい!」という方はこちらも一緒にどうぞ! /

おらほの地域づくり│山形県 川西町 東沢地区ホームページ

東沢やんちゃ留学|川西町ホームページ

「田舎だから見えるものとは」への2件のフィードバック

  1. 長期留学なんてのもあったんですね。子どもたちだけでなく、大人も短期インターンとか、家族であれば短期移住とか…いろいろな交流があったら!

    1. みやもとあきこ様 >>
      コメントありがとうございます。大人も交えての短期移住、短期インターン、いいですね!
      子どもがいきいきしている地域であるには、大人も住みやすい地域だというのは必要不可欠かもしれませんね。

      川西町では「やまがた里の暮らし推進機構」というところが主催で、1泊2日の移住希望者向けイベントなどもやっていたみたいです。
      (詳しくはこちら→ やまがた里の暮らし大学校 空き家・空き店舗見学ツアー

      移住のメリットだけでなく、冬の除雪の苦労するところなど、リアルなお話もしてくれたとか。
      町にお嫁に来た方でも「冬を知らずに来て苦労した」という方も多いので、本気で移住を考える方にはもってこいのイベントですね。

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